軟式野球ボールのカラカラ音の原因とは?
皆さん軟式野球ボールを使っていると、カラカラ音がする事がありませんか? 別にパフォーマンスには関係ないのですが気になりますよね?
あの音がどうして鳴るのか解説していきます。
まず始め、軟式野球ボールはゴムの2重構造になっているのですが、製造過程で内圧を掛けるために2つの薬剤と水を入れて、窒素ガスを発生させて中の空間の圧力を上げて、ボールを膨らませます。
その時に、中の薬剤を反応させた残りに、水と塩化ナトリウム(塩)がどうしてもも残ってしまうのです。
ですので、新しいボールは中に塩水が入っている訳ですが、それは数年をかけてゆっくりボールの中のガスが抜けるのと同時に水分も外に出てきてしまいます。
すると残るのは塩だけのですが、ボールを使わないで箱にしまったりして、一方方向に水が偏る状態で長い間置いておくと、塩が粉にならず、大きな結晶化してしまい塩の結晶としてボールの内部に残ってカラカラ音が聞こえるそうです。
カラカラ音はパフォーマンスに全く関係ないのでそのまま使用していても全く問題なく、ボールを使ってしている間に結晶が壊れて解決する場合もあります。
軟式ボールのカラカラ音の防止方法は?
まずは、ボールを箱に入れっぱなしで長い間保管すると起こりやすいので、なるべくボールを利用する事です。
使わない場合は、半年にいっぺんでもボールを動かせばカラカラ音防げると聞いていますので、ボールは箱に保管せず、ボールバックに入れておいた方が良いかも知れません。
他にゴムは光で老化したりしますので、使わないときはなるべく日に当たらない場所での保管が好ましいそうです。